パーム油トコトリエノール飲料は高齢者群の酸化ストレスを低減:RCT
マレーシアにおける臨床研究で、パーム油トコトリエノールを豊富に含む飲料を6ヵ月間摂取すると、酸化ストレスが減少し、高齢者の生活の質が改善する可能性があることが報告された。
Nutrients誌に掲載された研究では、介入群においてテロメラーゼ活性が有意に増加した ことが確認され、パーム油トコトリエノールがテロメアの長さとゲノム安定性を維持する可能性が示唆されている。
この試験はマレーシアパーム油委員会が資金提供し、67人の高齢者を対象に行われた。
プロバイオティクス菌株が子どもの呼吸器症状、大便乾燥、湿疹の改善に効果を示す:RCT
ヒトの母乳から分離されたプロバイオティクス菌株の毎日の摂取は、子どもの咳、発熱、便秘、湿疹の持続期間を著しく短縮する可能性がある。
研究対象の菌株は、Wecare Probiotics Co., Ltd. が供給する Bifidobacterium longum subsp. infantis YLGB-1496 。
Frontiers in Nutrition誌に掲載されたこの3ヶ月間の研究は、0歳から3歳までの健康な子ども100名を対象に実施された。
プロバイオティクスはIBS患者の炎症を軽減し、腸バリアを改善することが判明
ラクトバチルスとビフィドバクテリウムのプロバイオティクス混合物を摂取することで、過敏性腸症候群(IBS)患者の炎症が軽減され、腸管バリアが改善されることが示された。
合計120人がこの12週間の研究に参加し、Chr. Hansen A/Sから提供された1000億 CFUのLactobacillusおよびBifidobacteriumプロバイオティクス株を含む飲料、またはプラセボを摂取した。
Frontiers in Cellular and Infection Microbiology誌に掲載された研究結果は、腸透過性がプロバイオティクス群で有意に改善したことを示した。これは、腸粘膜の完全性が維持され、有害な管腔内因子が腸壁に侵入するのを阻害することを示している。
日本酒の副産物が便秘を解消することが試験研究で明らかに
日本酒の副産物の摂取が便秘を解消することがパイロットスタディで明らかになった。
この研究は、金沢大学、福井大学、KAGAMI株式会社の研究者らによって行われた。
研究者らはPLoS One誌に寄稿、酒粕が便秘と腸内細菌叢の二次評価項目を有意に改善することが示されたと述べた。
フランス海岸松樹皮抽出物はセルライトを減少させることが初となる研究で示される
北京で実施された臨床試験で、フランス海岸松樹皮抽出物を摂取することでセルライトの重症度が軽減されると報告が上がっている。
例えば、臨床的セルライトスコアは、2ヶ月後と3ヶ月後にそれぞれ12.2%と13.6%有意に改善された。
研究者はPhytomedicine Plus誌で、大腿上部周囲径と肌荒れの減少も観察されたと報告している。

