子どもの目のためのアスタキサンチン:AstaReal、受賞を機に新分野開拓に注力
AstaRealは、NutraIngredients-Asia Awards 2025での受賞と臨床試験の良好な結果を受け、子どもの目の健康をサポートする安全で臨床的に裏付けられた成分としてのアスタキサンチンの活用促進に一層注力する方針だ。
同社は「AstaReal子ども向け天然アスタキサンチン デジタル眼精疲労対策」プロジェクトで、乳幼児・小児栄養イニシアチブ部門のエディターズ・アワードを受賞した。
この取り組みは、アスタキサンチンと子どものデジタル眼健康への影響に関する世界初の臨床試験を実施したとされる。
クリーンラベル:英大学の分社化企業がアジア市場向け新リポソーム技術を投入
LipoActive社が開発した新リポソーム技術がアジア市場攻略を目指す。特にアジアで規制対象となっている二酸化ケイ素や賦形剤を使用しない。
オックスフォードに拠点を置く原料流通会社Sibelius Natural Productsと協力し、バーミンガム大学発のスピンオフ企業は、EncapSureと名付けられたこの新リポソーム技術を 用いて7種類の原料を開発している。
代表的な原料例として、リコピン、クルクミン、フェヌグリーク、オオアザミ、ケルセチンが挙げられる。
森永乳業、世界市場向けに初の気分(ムード)サポート用ポストバイオティクスを発売
森永乳業株式会社は、バンコクで開催されたVitafoods Asia 2025において、国際市場向け初の気分サポート用ポストバイオティクスを発表した。
このポストバイオティクス「Lactobacillus helveticus MCC1848」(商品名:LAC-Living+)は、約5年前に日本国内市場に導入され、100種類以上の製品に配合されている。
日本のスーパーマーケットチェーン「イオン」のプライベートブランド「トップバリュ」の炭酸飲料や、飲料水で希釈して摂取できるビネガードリンクなどに実績がある。
FrieslandCampina Ingredients、シンガポールに機能性食品応用センターを開設
FrieslandCampina Ingredients は、シンガポールに新設した応用センターを通じ、アジア太平洋地域で急成長する機能性食品・飲料市場への参入を図る。
シンガポール・サイエンスパーク内のザ・ラザフォードに立地する新施設には、同社が専門とするタンパク質やプレバイオティクスなどの原料を用いた機能性食品・飲料製造用機械が導入されている。
同センターでは、クリアプロテインウォーター、ヨーグルト、シェイク、グミ、焼き菓子、バー、超高温殺菌(UHT)牛乳、粉末製品などの応用開発が可能である。
AAK、免疫・代謝健康ニーズに対応する新ブレンドを発売
AAKは、オメガ3 DHAとホスファチジルコリンのブレンドを発表した。これは体内でDHAを標的部位に届けることで免疫と代謝の健康をサポートするとされる。
AkoVita OptiSynとして知られるこの製品は、独自比率で配合されたオメガ3 DHAとホスファチジルコリンの組み合わせであり、Growth Asia Summit 2025で正式に発表 された。
前臨床試験の結果に基づき、同社はAkoVita OptiSynの補給により、通常のDHA摂取と比較して細胞膜におけるDHAの取り込みが150%増加する可能性があると述べている。