IPA、中国事務所開設と今後の計画を発表
国際プロバイオティクス協会(IPA)は、上海に中国事務所を正式に開設、Dr Dan Chengが代表を務める。これはIPAがアジア太平洋地域(APAC)に設置した初の事務所となる。
George Paraskevakos 事務局長はNutraIngredients誌に対し、中国事務所は中国企業の会員増加に対応するとともに、最大プロバイオティクス市場であるAPAC地域における タッチポイントとして設立されたと説明した。
中国会員企業の一例としてAngel Yeast、Wecare Probiotics Co.NutriWow、Shanghai Novanat Co. Ltdなどが挙げられる。
香港のプロテインサプリメント市場の成長可能性に賭けスタートアップがデビュー
元アスリートとプロスポーツコーチが設立したスタートアップ Primal Power Nutrition (PPN)は、成長の可能性を見込む香港市場で来月初旬に製品デビューを果たす。
同社はホエイプロテイン、電解質、クレアチンカテゴリーの製品を発売する。
プロテインサプリメントはエリートアスリートが摂取するものという認識が一般的だが、創業者らは香港の日常生活においてプロテインサプリメントが「はるかに大きな定番商品」になる可能性があると確信している。
中国当局、高齢者向け健康食品の規制強化へ
中国国家市場監督管理総局(SAMR)は、健康食品のマーケティング、特に高齢者向け健康食品の規制を強化すると発表した。
同局は「高齢者が悪質な健康食品販売の標的となり、法外な価格で購入させられている」と指摘している。
高齢者以外では、WeChat上でのプライベートドメインマーケティングの台頭により、更に多くのチャネルで誇張や虚偽のクレームによるマーケティングが行われるようになっている。
中国規制当局、健康食品の新たな安定性・安全性基準を発表へ
中国国家市場監督管理総局(SAMR)は、未精製発酵原料に関する安定性・安全性報告書の提出義務化を含む、新たな健康食品規制を導入する。
8月下旬の記者会見で発表された新基準は、現行の「中国食品安全国家標準 保健機能食品適正製造規範(GB17405)」に追加される。
新規制は、消費者健康の保護、業界発展の促進、政策実施を目的としている。
運動時のホエイプロテイン摂取は時間依存的・用量依存的にMPSを改善
中国の新たな研究によると、ホエイプロテイン補給と運動の組み合わせは、時間依存的かつ用量依存的に筋タンパク質合成(MPS)を改善する可能性がある。
Nutrients誌に掲載されたこの研究結果は、ホエイプロテイン補給と運動の組み合わせが 筋原線維分合成速度(FSR)の有意な上昇をもたらすことを示した。
運動直後に摂取した場合の増加幅は1.3~1.6倍、複数セットのレジスタンスエクササイズの45分前に摂取した場合は最大2.5倍に達した。