トレンド トラッカー:ベトナムの栄養補助食品市場、台湾消費者のマルチビタミン観、日本のFFC

Trend tracker NutraIngredients-Asia

今月のトレンド トラッカーでは、急成長するベトナムの栄養補助食品市場の動向、台湾消費者がマルチビタミン・ミネラル製品の効能をどう捉えているか、そして機能性表示がつく日本で人気の食品(FFC)について詳しくご紹介しています。

偽造問題に影を落とすベトナムの急成長サプリメント市場

ベトナムは東南アジア(SEA)で最も急成長している健康サプリメント市場の一つとなったが、昨年国内を揺るがした一連の偽造スキャンダルが業界と現地規制当局を試練に晒している。

ベトナムはオーストラリア製健康サプリメントの輸入国として中国に次ぐ第2位の規模を誇っている。しかし昨年、違法な牛乳生産組織と偽造健康サプリメントの発見が相次ぎ、国内で販売される栄養補助食品に対する懸念が広まった。

本稿では、企業がベトナムの健康サプリメント市場にどのような機会を見出しているか、また潜在的な成長分野はどこにあるのかを考察する。

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消費者はマルチビタミンを免疫機能、代謝機能、および全体的な健康効果と結びつける

台湾で実施されたHaleon資金提供の消費者調査によると、回答者の大半はマルチビタミン・ミネラル(MVM)サプリメントが免疫機能、代謝機能、および全体的な健康をサポートすると確信していることが判明した。

ユーザーの3人に2人(66.25%)がMVM摂取を正常な免疫機能に有益と認識し、半数以上(59.75%)が代謝改善を実感していた。

この結果は、HaleonのCentrum AdvanceまたはCentrum Silver 男性用・女性用サプリメントを週3度以上使用した400人の消費者から得られた。

FrieslandCampinaは「スマートな満腹感」が2026年の主要トレンドを定義すると予測

FrieslandCampina Ingredients によれば、食物繊維の多様化、GLP-1サポートの強化、タンパク質製品の充実が今年の栄養トレンドを牽引する。

同社は年次報告書の中で、2025年における消費者の情報アクセスの変化について指摘しており、AIが消費者の栄養に関する情報の探し方、計画の立て方、購入の仕方を変え、ソーシャルメディアが情報を急速に拡散し続け、GLP-1薬がより手頃で入手しやすくなると述べている。

報告書は、これらの変化が消費者の需要に影響を与えていることを強調している。

アジア太平洋地域のサプリメント市場:2026年に注目すべき主要カテゴリー

女性の健康、長寿、睡眠、ストレス管理を目的としたサプリメントの需要が高まる中、アジア太平洋地域(APAC)の企業は、これらのカテゴリーにおける来年の成長を見据えた戦略を展開している。

長寿と健康寿命に関しては、シンガポールの事例に見られるように、政府資金による研究からさらなる成果が期待できる。

同様に、女性の健康に関する研究も新たな進展を牽引する見込みだ。例えばNestlé Health Scienceは、スタートアップのイノベーション加速に向けオーストラリア・カトリック大学と提携している。

脂肪減少、疲労回復、腸内環境改善:日本のFFC健康強調表示トップ3

2024年4月から2025年3月にかけて、日本のFFC(特定保健用食品)において最も多く見られた健康強調表示は、脂肪減少、疲労回復、腸内環境改善関連の3項目であった。

FFC製品の約3割(27.9%)が脂肪減少・体重管理に関連する表示をしていた。疲労回復を謳う製品は7.6%、腹部・腸の健康維持を謳う製品は7%を占めた。

これは、日本のコンサルティング会社、株式会社スムースリンクの加藤 久明代表取締役が執筆した年次報告書「In Depth-Analysis Report on FFCs Notified and Accepted in FY2024」によるものである。