規制レビュー：偽造品、成分不一致、NMNのステータス

Holista Colltech、偽造問題で業界関係者に規制当局への強い働きかけを要請

マレーシアのHolista Colltechは、自社オメガ3サプリメントの偽造事件を受け、業界関係者に規制当局に対してより強い発言力を持つよう求めている。

問題のサプリメントは、同社の主力ブランドである「PRISTIN GOLD オメガ3魚油1200mgソフトジェル」と「PRISTIN オメガ3魚油1200mg」の2製品で、いずれもハラール認証を取得している。

同社は、ECプラットフォームでPRISTINの製品と称される商品を購入し、「非常に違和感があり、怪しい」と感じた消費者から最初に注意を促された。

オーストラリアに輸入された複数のメラトニンサプリメントについて、薬品・医薬品行政局（TGA）は、表示量より著しく多いか少ない含有量が確認されたと発表した。

検査対象18製品のうち8製品でメラトニン含有量が著しく多く、3製品では表示量より著しく少なかった。

これらのメラトニン製品の大半は米国ブランドのものであった。ある製品では、表示量が10mgとされていたにもかかわらず、検査した10個全てからメラトニンが検出されなかった。

米国食品医薬品局（FDA）は、天然物協会（NPA）および米国自然健康連盟（ANH）によるNMNのステータスに関する市民請願書に応じ、ビタミンB3の一形態であるNMNの栄養補助食品への使用を合法であると宣言した。

人間用食品担当参事官補佐、Donald Prater獣医学博士署名による書簡で、FDAは「市場先行条項」（最初に医薬品として承認された成分は後に栄養補助食品成分となれないとする規定）の解釈を見直したと表明。

米国FDAは2022年11月、NMNが過去に医薬品として調査された経緯から栄養補助食品成分として認められないと発表していた。

韓国当局は、急性肝炎の苦情が相次いだことを受け、ガルシニア・カンボジアを含む健康機能食品への注意喚起文を追加する。

食品医薬品安全処（MFDS）は9月23日、ガルシニア・カンボジア製品に「まれに肝臓に害を及ぼす可能性があり、摂取中は飲酒を避けるべき」との警告文を追加すると発表した。

MFDSがガルシニア・カンボジア製品に規制措置を実施するのは、今年に入って2度目となる。

オーストラリア補完医療協会（CMA）は、地元メディアによる栄養補助食品に関する誤解と不正確な情報に対処する声明を発表した。

同業界団体は、Sydney Morning Herald 紙による最近の一連の記事が、オーストラリア製　ビタミン剤や栄養補助食品の安全性・品質に関して不正確な主張を行い、誤解を招く内容であると指摘している。

例えば、記事ではサプリメントと製品表示の相違を示す研究が引用されていたが、研究対象製品はオーストラリア製品ではなかったとCMAは述べている。