NMNとその先へ:Start-up of the Year受賞企業が細胞健康プラットフォームを強化
今年のNutraIngredients-Asia Awardsで Start-up of the Yearを受賞した Longevity Life Sciencesは、オーストラリア治療製品局(TGA)から栄養補助食品への使用が承認された初のNMN原料「CellVive NMN」の成功を受け、細胞健康原料プラットフォームの構築に注力している。
オーストラリアに拠点を置く同社は、日本を代表する医薬品グレードの分子化合物メーカーである三菱ガス化学(MGC)と提携し、独自の「CellVive」原料プラットフォームを通じて、細胞健康化合物のパイプラインをオーストラリア市場に投入するべく、複数年にわたるパートナーシップを締結した。
MGCからオーストラリア市場に導入する最初の原料は、ピロロキノリンキノン(PQQ)であり、これは「BioPQQ」として市販されている。
アイヘルスサプリメントの新製品が、ターゲットを絞った形態や効能表示で視野を広げる
目の健康(アイケア)サプリメントは、おなじみの「ルテインとゼアキサンチン」のストーリーから進化を遂げており、近年の新製品は、ブルーライト文化によって形成された、より細分化されたカテゴリーを反映している。
具体的には、各企業がおなじみのカロテノイドに、オメガ3脂肪酸、ビタミンB群、ヒアルロン酸、抗酸化物質、水分補給(潤い)をサポートする成分、さらには習慣化を促すテクノロジーまでも組み合わせている。
例えば、日本の株式会社YURUは、リポソーム化されたルテイン「LUZvision」のほか、 アスタキサンチン、コエンザイムQ10、低分子ヒアルロン酸、コラーゲンペプチドなどを配合した目のサプリメント「LUTE VITA(ルテビタ)」を発売した。
eスポーツ用サプリメントはカフェインが主流―系統的レビュー
無作為化比較試験(RCT)の系統的レビューによると、eスポーツのパフォーマンス向上を目的として評価された栄養サプリメントの75%以上にカフェインが含まれていることが 明らかになった。
この系統的レビューでは、2019年から2025年にかけて発表された、米国、スペイン、オーストラリア、日本、台湾、インドで実施された13件のRCTが対象となっている。
調査の結果、カフェインがeスポーツ用サプリメントで最も一般的な成分であることが明らかになり、認知機能、ゲームパフォーマンス、心理的気分の向上との関連性が示された。
花粉エキスの組み合わせが更年期症状と骨の健康を改善する可能性
Nutrients誌に掲載された新たな研究によると、精製花粉細胞質(PCP)、ビタミンD、ビタミンK2は、ほてりを軽減し、身体的および気分に関連する更年期症状を改善すると同時に、骨の健康をサポートする可能性があるという。
この研究は、日本の塩野義製薬のイタリア現地法人であるShionogi SRLの資金提供を受けて実施され、PCP 320mg、ビタミンD3 25mcg、ビタミンE 10mg、ビタミンK2 180mcg、ビタミンB6 1.4mgを含む塩野義製薬関連のサプリメントFemal Osteoの効果を 調査した。
Femal Osteoを摂取したグループの参加者では、3ヶ月間の摂取後に症状の改善が見られたほか、骨代謝マーカーの低下も確認された。
ホタテ由来のプラズマロゲンは認知機能に有望な効果を示す
ある研究によると、ホタテ由来のプラズマロゲン(sPls)を含むサプリメントを摂取した高齢者は、プラセボを摂取したグループと比較して、認知機能スコアが向上したことが明らかになった。
この研究は、ホタテ由来のプラズマロゲンを製造・販売する株式会社ビーアンドエス・コーポレーションの資金提供を受けて実施された。本研究では、言語記憶力が平均以下で ある日本人成人66名を対象に、12週間にわたりサプリメントを摂取させ、記憶力と脳の健康状態を評価した。
「全体として、食事からのsPls摂取は、この集団の認知機能をサポートする可能性があるが、これらの知見を確認し、その一般化可能性を確立し、長期的な安全性を評価するためには、さらなる研究が必要である」と、日本の研究者らはFrontiers in Nutrition誌に記している。

